After Effects Premiere Pro

動画とは-編集前の基礎知識-

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動画はソフトを使う前に覚えないといけないことが多くあり、
事前に覚えておかないと書き出した映像の画質がすごく汚くなったり、
無駄に容量が多く動作が重くなったりしてしまいます。

ここではある程度の動画に関する知識を覚えます。

解像度

■解像度の表記方法

動画は写真と違い表示する媒体に適した解像度が数多くあります。
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解像度とは縦横の「ピクセル」の数のことを言います。
解像度の表記方法は以下のような書き方をします

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例えばFull HDだと「1920×1080」という表記になります。
映像のサイズは呼び名が独特で各サイズは「縦のサイズ」で表します。

例えば
1920×1080(Full HD)の場合:1080
1280×720(HD)の場合:720
720×480(SD)の場合:480

例外としてこんなのもあります
4096×2160の場合:4K
3840×2160の場合:UHD
720×480の場合:DV

テレビやビデオカメラ、レコーダーなどで「1080」などの記載を見たことがあると思いますが
このような理由で表記がされています。

■様々な解像度

動画は「最終的に表示するサイズで作成する」のが基本となるのですが
表示をする媒体だけでも数多くあり、ある程度覚えるだけでも苦労します。04
上記は一例となり、2018年現在でも多用するモバイルデバイスではより多くのサイズが採用されています。
そのためある程度書き出すサイズは絞る必要が出てくるのですが、
2018年時点ではFull HDの「1920×1080」か需要が伸びているUHD(4K)「3840×2160」を選んでいれば問題ないと言えます。

■UDHと4K

UHDと4Kは同じサイズで表記される場合と明確にサイズが分かれている場合があるので注意が必要です。
これは規格として「4000ピクセル相当の解像度が大きく分けて2つ存在している」からです。

実際には
UHD:3840×2160
4K:4096×2160
なのですがそこまで大きく異ならないために家電量販店などではUHDと4Kを同じ4Kという表示で表していることがほとんどです。
(昨今は分けて記載されるようになっていますがそれでもまだ混在している事が多い)

どちらのサイズで編集すればいいかなどは
・撮影したサイズ
・最終的に出力したいサイズ
のどちらかで選べば大丈夫です。

ピクセル比率

■ピクセルとは

映像を編集する上で解像度に関係があるモノとしてもうひとつ
「ピクセル(Pixel)」というのがあります。

映像を表示する液晶画面は全てピクセルという単位を使って表しますが、
映し出す時には実はこのピクセルは「正方形」とは限りません、
映像側の設定でこのピクセルの比率を変更する事ができます。
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今は映像を書き出す先がPCやモバイルが殆どなので正方形の比率を使うのですが、
DVDや海外規格に書き出す際は正方形以外の比率を使うことが多いです。

 

フレームレート

■フレームレート(FPS)とは

解像度と合わせて重要なのが「フレームレート」です。
正式名称は「Frame per Second」と言います。

映像というのは1秒間に複数枚の画像が入れ替わり表示されています。
映像は「パラパラ漫画」の要領で映し出されているんです、
この「1秒間に何枚の静止画を使うか」というのがフレームで、
1秒間に映し出す総数が「フレームレート」となります。
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このフレームレートは数が多ければ多いほど「滑らかに再生」できるようになりますが、
数を増やせば編集時の動作も、書き出し時の時間も増す事になります。
解像度のときと同じようにフレームレートの一例も見てみましょう。
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新しく「i」や「P」なんて言葉も出てきていますが、それは後ほど説明をします。
フレームレートもたくさんありますが、2018年時点であれば「30P」か「60P」を選んでおけば、
修正があったとしても扱いやすいのでおすすめです。
ただ最終的にDVDやBlu-rayに書き出すことが決まっているのであれば「29.97」が最適です。

■ドロップフレームとノンドロップフレーム

ここで気になる数字が出てきました「29.97」です、
他にも「59.94」といった数字mお存在します。

これらの違いとしては2つの呼び方があり
・末尾が0:ノンドロップフレーム
・末尾が0ではない:ドロップフレーム
と呼びます。

もともと日本のテレビ方式は「NTSC」という方式が採用されています。
実はこのNTSC方式では1秒を「29.97フレーム」で運用しているのですが、
カメラで撮影する際は「タイムコード」というモノで管理するため「1秒=30フレーム」で撮影します。

ですがこのままでカメラの素材をテレビ放送で使ってしまうとズレが生じてしまうため、
編集時に一定の間隔でフレームをスキップしているのが一般的となっています。

【時間経過によるフレームのズレ
・NTSCの1秒=29.97
10分間(1秒(29.97)×60秒×10分)で17,982枚

・タイムコードの1秒=30
10分間(1秒(30)×60秒×10分)で18000フレーム

・差分は18フレーム
10分間で約0.5秒のズレ

時間が伸びればズレも大きくなります、
数字がたくさんでてきていますが正直ここまで考えて編集する必要があるのかと言われれば
放送業界に従事しない人は考えなくてよいです。
趣味で編集をされる方は頭の片隅に残しておく座学的な扱いで大丈夫です。

■固定と可変

2018年現在ではフレームレートには「固定」と「可変」の2種類が存在します。
可変は昔から存在はしていたのですがネットやストリーミングサービスが主流となった現代では、
固定ではなく可変の方がデータ通信を行う上で適しているため着実に多くなってきています。

代表的なのはYOUTUBEなんですが
基本的に可変は提供する側の設定であって編集時は固定で編集するのが一般的です、
ですので「フレームレートにも種類があるんだなぁ」程度で覚えておけば大丈夫です。

固定フレームレート
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可変フレームレート
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インターレースとプログレッシブ

■「i」と「P」とは

映像には「インターレース」と「プログレッシブ」という言葉があります、
これも編集時に重要と「映像の出力方式」です。

もともと映像はテレビに映し出すために「電波」を使い送信をしていました、
当時は電波の出力も弱く一枚一枚のフレームを送信することが難しかく
そこで考え出されたのが「走査線」でした。

走査線とは「線が縦に並んでいる」状態です、
電波で映像を送信していた時はこの走査線の横の線をフレームごとに交互に間引きして
1つ1つのフレームの情報量を減らしていました。
この間引きしている状態を「インターレース」と言います。

■インターレース(i)
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インターレースはフレームごとに間引きの順番を入れ替えて映し出していても、
人間の目には間引きされていない通常の映像のように見えるように錯覚をさせています。
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(下記の画像が分かりやすいように走査線を半透明にしていますが、
高速で入れ替わっていうため人の目では間引きされていない映像に見える)
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そして走査線を間引きしていない状態のフレームの事を「プログレッシブ」と言います。

■プログレッシブ(P)

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最近のモバイルやネットが主流になっているので
プログレッシブの割合が多く、編集する際にもプログレッシブで残しておけば
後々インターレースにも流用ができます。

■媒体ごとの「i」と「P」

「i」と「P」で撮影及び編集後に扱われる媒体はこのような感じです。

「インターレース(i)」
・テープカメラ
・ブラウン管テレビ
・液晶モニター
・液晶テレビ
・DVD
・Blu-ray
・ゲーム機

「プログレッシブ(P)」
・液晶モニター
・液晶テレビ
・モバイル
・タブレット
・DVD(対応機器必須)
・Blu-ray(対応機器必須)
・ゲーム機(切替or自動)
・サイネージ

分類を見て見る限り新しい媒体ではプログレッシブが多いですね。

映像のサイズ表記の見方

今までの事を踏まえた上でようやく映像撮影、作成時に記載されている表記がわかるようになります。

■サイズ表記方法

映像の表記方法は
・解像度
・出力形式(iかP)
・フレームレート

の順番で記載をすることがほとんどです。
(Premiere Proでは上の3つに合わせて頭にカメラの記録形式名も付属します)
数字以外の表記方式もあるので注意が必要です。

■映像の表記サイズ例

下記に記載の一例と説明を載せてみます。

【DV30i
解像度:720×480
出力方式:インターレース
フレームレート:23.97フレームor24フレーム

【720P30
解像度:1280×720
出力方式:プログレッシブ
フレームレート:23.97フレームor24フレーム

1080i60
解像度:1920×1080
出力方式:インターレース
フレームレート:59.94フレームor60フレーム

1080i50
解像度:1920×1080
出力方式:インターレース
フレームレート:25フレーム

1080P30
解像度:1920×1080
出力方式:プログレッシブ
フレームレート:29.97フレームor30フレーム

【UHD60
解像度:3849×2160
出力方式:プログレッシブ
フレームレート:59.94フレームor60フレーム

【4K60
解像度:4096×2160
出力方式:プログレッシブ
フレームレート:59.94フレームor60フレーム

こんな漢字ですがフレームレートが端数なのか切りの良い数字なのかは、
撮影した素材に合わせるのがベストです。

カメラ側の設定

最後に編集する素材であるカメラ側の設定ですが、保存容量が許す限り
・解像度:一番大きな解像度
・出力方式:プログレッシブ
・フレームレート:一番枚数が多いフレームレート

カメラによって最大解像度ではフレームレートが下がることもありますが、
なるべく大きな解像度で撮影をしておくのがベストです。

正直なところ「どんな編集をしたいか」によって異なるので参考までに編集する用途別に設定をいくつか記載します。

【きれいな映像を残したい】
・優先項目:解像度
・犠牲項目:フレームレート

【ハイスピードや時間調節を編集時に行いたい】
・優先項目:フレームレート
・犠牲項目:解像度

【切り抜いて合成を行いたい】
・優先項目:解像度
・犠牲項目:フレームレート

【素早い被写体を編集したい】
・優先項目:フレームレート
・犠牲項目:解像度

【夜の町並みを編集したい】
・優先項目:解像度
・犠牲項目:フレームレート

あくまで参考レベルですのでご注意ください。
カメラ側でシャッタースピード、ISOの変更などができる場合には、
フレームレートを犠牲にしても素早い被写体をクッキリ撮影する事もできます。

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